通貨と両替について
-ポーランドの通貨はズウォティ(zloty)でzlと表記、補助通貨はグロシュ(grosz)でgrと表記されると説明されているものが多いですが、ズウォティの表記はISO 4217コードに基づくPLNで覚えておいた方が現地では役に立つと思います。グロシュはほとんどスーパーのおつりぐらいで覚えなくても良いぐらいです。
-日本での両替レートは悪く、慌てて日本の空港で両替する必要はありません。
ポーランドの空港での両替レートも悪く、ワルシャワの中央駅まで我慢するのが理想です。
ただし、土曜日出発・日曜日帰国のような9日間の旅行の場合、現地に着くのが土曜日の晩であることが一般的であり、営業時間が短い土曜日や休業日の日曜日にレートの良い場所で両替することは難しいです。空港から駅までの電車はクレジットカードが券売機で使用できるのでホテルなどの支払いが済んでいる方やクレジットカードで支払いができるホテルに泊まる方は無理に両替しなくてもいいです。コミッションを取るところは基本的にないので、心配な方は悪いレートでも最低限の両替をしておいてもよいでしょう。ただし、日本ではなくポーランドで。空港の悪いレート以上に日本のレートは悪いです。売値と買値に差をつけたうえ、さらに両替の都度、別途手数料(commission)を取るような国もありますが、ポーランドは基本的に取られないようです。都度手数料を取られるのかもったいないので、多少レートが悪くても多めに両替した経験がある方もいるのではないでしょうか?
鉄道について
-ポーランドパスで元を取ることは難しく、ドイツのICなどとは異なり、座席券が必要なので、インターネットで予約した方が良いです。インターネットでは乗車日より1カ月以内になれば予約できるようになります。現地の切符売り場の人に聞いた話ですが、乗車日の2週間前までに予約すれば早割みたいなものがあるようです。
-列車の選択ですが、主要都市を周るならEICかTLKの選択になるかと思いますが、EICの方が運賃が高く設定されています。その分早く快適なのかといえば、そうではありません。
EICでもTLKと一緒の車両かと思えば、TLKの1等車両が2等の座席指定になっているケースも多かったです。確かに、EICの方が停車駅は少なく、一番驚いたのが車内販売のように周ってくるワゴンのコーヒーなどは無料サービスということです。最初は有料と思い、断っていましたが・・・。隣に座っていた地元の人に聞いたら「無料だよ!」って教えてくれました。TLKではお金を払っていたので有料のようです。
-予約の際は窓側やコンパートメント、テーブル付などの指定はできますが、ロシアの鉄道や飛行機のように席の配置図がないので進行方向かその逆方向かまではわかりません。私の場合はイタリアもポーランドもインターネットでクレジット決済できましたが、ロシアの場合最後の決済画面で決済できず、やむを得ず国内線飛行機で移動することになりました。何故かクレジット会社に問い合わせしても解決できず、そのオペレーターの話だとイタリアでも同様の問い合わせがあったとのことです。(私の場合イタリアはできましたが)鉄道での移動を検討している方は早めに一路線だけでも試しておいた方が良いかもしれません。
ワルシャワ
-初日にクラクフまで行くには遅すぎたので、とりあえず初日はワルシャワに泊まりました。時計まわりで全て鉄道で移動することに決めていたので、最終的にはグダンスクから戻ってきて、さらに2泊しました。
クラクフ
-有名なところですが、私の場合はどちらかと言うと、アウシュヴィッツ強制収容所に行くための拠点として2泊しました。
アウシュヴィッツ強制収容所
-クラクフに泊まれば、日得帰りツアーがホテルで予約できます。6時間ぐらいのツアーなので、9時半ぐらいから15時半っていったところでしょうか。よって戻ってからもクラクフのショートトリップを楽しめます。
ヴロッワフ
-朝6時前に出発。ポズナンに行く途中で下車し、コインロッカーに荷物を預け、11時半から15時まで観光。この時間で十分。
ポズナン
-夕方に到着。1泊しましたが、翌朝すぐに出発なので、ここも実質では数時間の観光。でもこれで十分です。
トルン
-ポズナンを9時頃出発し、グダンスクに行く途中に下車。12時半から15時半、ここも3時間程度の観光。ちょっとここは見どころがあり、忙しい。
グダンスク
-夜到着。トルンからグダンスクまで乗り継ぎなしで行ける列車は少ないので事前に調べ、予約しておいた方がよい。